OS X 10.8(Mt.Lion)でのフォント周りメモ
遅ればせながら仕事マシンに10.8を導入。
10.7は結局仕事マシンではほとんど使わなかったので、10.6からのアップデートという感じ。
とりあえず、フォント周りについてメモ
FontExplorer X はProにしないとだめだ
これは10.7からなんだけど、フリーなのに超優秀なフォント管理ツールLinotype FontExplorer X v1.2.3(フリー版)で動作が一部おかしくなる。
アクティベートしておいたフォントが再起動するとディアクティベートになってるってもので、まぁ毎回再起動した後にアクティベートしなおせば使えなくはない…けど、めんどくさい(笑)
フリー版には長らくお世話になったけど、ここは一つ有料版導入しますか!ってことで、FontExplorer X Pro導入!
基本的な使い方はv1.2.3(フリー版)と同じ。勝手にディアクティベートしてしまう不具合は解消されている。
フォント管理について
基本的に私のフォント管理スタンスは
- システムのフォントフォルダにはシステム起動に必要な最小限のフォントのみ
- それ以外のフォントは外部フォルダに分類整理して、フォント管理ツールでアクティベート
と、いうことでOSをインストールしたらまず、外せるフォントを全部外すところからフォント管理が始まる。
/ライブラリ/Fonts/のフォントが外せない
10.6までは/ライブラリ/Fonts/にデフォルトで入ってたフォントを外せたんだけど、10.7以降移動しようとするとコピーになってしまう。
削除するのには管理者権限が必要。
▲削除しようとすると管理者パスワードを要求される
/ライブラリ/Fonts/のフォントを外す方法
デフォルトで入っているフォントだけならともかく、Adobeソフトなどのインストーラーで/ライブラリ/Fonts/にインストールされたフォントも同じように、簡単には外せなくなってしまう。
これは管理上非常によろしくないので、無理矢理外して管理することにする。
単純に外すといっても、移動はできない(コピーになってしまう)ので、コピーをとった後、削除するという方法で外すことにする。
まずOSデフォルトフォントから。
いったんフォントフォルダ外にコピーした後、残ったフォントファイルを削除する。
▲一回別フォルダにコピーした後、/ライブラリ/Fonts/のフォントを削除する。
そもそも、外していいのか?
システムデフォルトのフォントを外すことについて、あくまで私の経験上の話だけど、10.6までは/ライブラリ/Fonts/は移動も削除も管理者権限なしでできたし、実際ここにインストールされるフォントは全ユーザーで使えるってだけのものなので、大半は外して問題ない。
どうしても削除することに抵抗がある人は、FontExplorer X などのフォント管理ツールで/ライブラリ/Fonts/のフォントはディアクティベートすることも出来るので、そっちで管理してもいいと思う。
▲FontExplorer X のフォント管理画面
▲FontExplorer X でシステムフォントをディアクティベートする
Osakaとヒラギノは残しておこう
経験上、/ライブラリ/Fonts/のフォントは外せるけど、その中でOsakaとヒラギノは残しておいた方がいい。
これは、特にOsakaについてはアプリケーションデフォルトフォントとして指定されていることが多いため、外したときにアプリケーションによっては表示がおかしくなるものがあるから。
欧文フォントにもいくつかそういったフォントがあるが(Monaco、Times、Helveticaなど)ほとんどは/システム/ライブラリ/Fonts/に入っているフォントなので、/ライブラリ/Fonts/のフォントに関しては外してしまってもほぼ問題ない。
ソフトウエアがインストールするフォントも同様に外す
アプリケーションがインストールするフォントも同様の手順で外していく。
▲CS 6でインストールされるフォントを外す
あらかじめOsakaとヒラギノ以外のフォントを外しておけば、アプリケーションがインストールしたフォントがどれなのか一目瞭然。
(私はさらにわかりやすくするため、デフォルトインストールフォントをラベル付けしている)
特にAdobeソフトがインストールする付属フォントなどは、バージョン違いによる事故の原因になるので、外して個別管理する。
外したAdobeのフォントはバージョンごとにフォルダ分けして管理。
▲バージョンごとにフォルダ分けしている
/ライブラリ/Fonts/がさっぱりした。
▲ここまでやってスタートライン。
後は必要なフォントをFontExplorer X Proに登録して管理していく。
システムのフォントフォルダに最低限のものしか入れてなければ、後から追加されてしまったものが見つけやすいし、外しやすくなる。
私のフォント管理の基本信条は「全部外せ。話はそれからだ」である。
ふう。すっきり。