InDesign CS5が(ヒラギノが入ってても)起動しない
最近入れたばかりのMacPro OS 10.6.5にインストールしたInDesign CS5が起動しなくなった。
起動時、「パネルを展開中…」の表示がでたあと、
「予期しない理由で終了しました」とクラッシュ。
同時期にMacProを3台いれたのだけど、3台とも同じ症状になっている。
それぞれインストール&アップデートの時はちゃんと起動していた。その後なにかのきっかけで起動できなくなったみたい。
「InDesign CS5 起動しない」でググって見ると、同じ症状の人がたくさん。
Adobeのサポートにも情報が載っている。
「Adobe TechNote ヒラギノフォントが無効にされていると強制終了する」
Adobeによると、「ヒラギノ角ゴ Pro W3.otf」がシステムに入っていないとクラッシュするらしい。
ヒラギノフォントは「Macintosh HD/ライブラリ/Fonts」で管理してください、とある。
ところが。
私の環境は、ちゃんとヒラギノが「Macintosh HD/ライブラリ/Fonts」に入っているのだ。
Adobeに言われるまでもなく、ヒラギノ、Osakaあたりの「外せるんだけど、なんとなくやばい気がするフォント」は、「ライブラリ/Fonts」フォルダに入れたままにしてある。
だけどクラッシュするよ。どうしたらいいのよ、これ。
仕方ないので、Adobeのサポートに頼らず、自力でなんとかすることにした。
初期設定すててみる、InDesignをアンインストール→再インストールしてみる、システム標準フォント環境に戻してみる、フォント管理ツールを外してみる…などなど、色々テスト。ほんとに色々やったんだけど、長くなるから書かない。
結果、とりあえずわかった解決方法。
(1)マシンをセーフブートで起動(Shiftキーを押しながら起動)
(2)ユーザーにログインして、InDesign CS5を起動
(3)これでInDesign CS5が起動したら、通常モードで再起動
これだけ。これだけで起動するようになった。
なんせ、3台同じ症状で起動しなくなってたので、テストも完璧。これだけで起動できるようになるのを確認。
これに行き着くまでに、ものすごい無駄時間かかったよ…。
なんとなく、何かの機能とコンフリクトして起動できなくなる→一度コンフリクトすると、再インストールされてもその状態から抜け出せないで毎回クラッシュって感じ。
で、セーフブートで起動するとその辺の機能がオフになるのか、起動できる。一度起動すれば通常起動にもどっても大丈夫。
つーことで、同じ症状でしかも「ヒラギノいれても治らない!」って方はお試しくださいませ。
あ、あと関係ないかもだけど、Adobeソフトのスタートアップスクリーン。
いつの頃からか忘れたけど、なんか、ファイルアクセスとか新機能とか、いらん機能がいっぱいついて、起動の度に重くて仕方ない。私はインストールしたらすぐ「次回から表示しない」にチェックしてしまう。
この機能も「特定のフォントが入ってないとフリーズする」機能だよね。たしかIllustratorのCS2あたりではTimesが入ってないとこの画面が表示できず起動できなくなってた。
それ以外にもネットワーク環境が原因でクラッシュするとか、色々トラブルの種になる。「Adobe TechNote 起動するとクラッシュする」
プラグインごと外しちゃうのが正解かな。
そもそも「新規作成」とか「最近使用したファイル」とか、この画面からアクセスする人はいるのか?いないだろ。
起動の度にネットワークにアクセスしにいくとか、ほんといらん機能だよねぇ。