ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

FontExplorer X の不具合いくつか

どうにも安定しないSuitcase Fusionと、いまいちあか抜けないFont Bookに見切りをつけ、FontExplorer X に乗り換えました。
FontExplorer X の機能には概ね満足しているんだけど、いくつか不具合もあるのでメモ。


(問題1)Helvetica、Times等のフォントがディアクティベートできなくなる。

システム/ライブラリ/FontsフォルダにTruetypeで入っているHelvetica(TT)、Times(TT)をディアクティベートして、FontExplorer X で管理しているType1のHelvetica、Timesを使いたい場合。

FontExplorer XでHelvetica(T1)、Times(T1)をアクティベート。その際「Helvetica already activated(ヘルベチカはもうアクティブだぜ!)」と警告がでるので「Deactive currently activated font(s) and activate font(今アクティブなやつをオフにしてこっちをアクティブに)」を選んで、システム側のHelvetica、Timesをオフに。

これでFontExplorer X側のHelvetica(T1)、Times(T1)で作業ができるのだけど、うっかりこちらの(T1)フォントを選んだままシステムを再起動してしまうと、さあ大変。

Helvetica(T1)、Times(T1)のアクティベーションを解除しようとしても、チェックが外せず解除できない。システム起動時にシステム内で使われちゃうのか、ディアクティベートできなくなってしまうので、システム/ライブラリ/FontsのHelvetica(TT)、Times(TT)に戻せない。

→【解決策】
とりあえず、Shiftキーを押しながら(セーフブートで)再起動。
セーフモードではシステム/ライブラリ/Fonts/以外のフォントは読み込まれないので、この状態でFontExplorer X を起動させる←これがポイント
システムフォント以外のフォントがすべてディアクティベートされているのを確認したら、システム再起動。

なんかあんまりスマートな解決法ではないけど、他に方法がみつからないのでしかたない。
ちなみに、この症状がでるのはいまのところOS 10.4.X環境だけ。10.5.Xではでない。


(問題2)FontExplorer Xを起動させた状態でPhotoshopを起動させると問題が…。

FontExplorer Xは、バックグラウンドでフォント管理を行うので、FontExplorer Xを起動させるのは、フォントの登録やアクティベートを行う時のみ。
そのFontExplorer Xが起動している状態でPhotoshopを起動しようとすると

[検証1] OS X 10.4.x &Phothoshop CS1、CS2、CS3
Photoshopから「Photoshop needs the font named Hiragino Kaku Gothic Pro(ヒラギノ角ゴProがないんだけど!)」ってエラーがでて、起動しない…(図左)
いやいや、ヒラギノはちゃんとシステム/ライブラリ/Fonts/に入ってるし。
警告ダイアログで「Activate」を選んでもヒラギノをアクティブにはしてくれない(そりゃそうだ。すでにアクティブだもの)ので、ここは「Ignore request(ぐだぐだいわずにさっさと起動しな!)」を選ぶしかない。
不思議なのは、FontExplorer Xを起動させていない状態(バックグラウンドでフォント管理はしている。起動してないだけ)だと、なんのエラーもでずに起動すること。

[検証1] OS X 10.5.x &Phothoshop CS1、CS2、CS3
→Phothoshop CS1、CS2については、上のような問題はでずに、ちゃんと起動する。
でもPhothoshop CS3が起動中のアイコンバウンド状態から硬直したまま起動してくれません。
もちろん、FontExplorer Xを起動していなければ問題なく起動します。


ググって調べてみたけど、同様の問題がでたという話は見つけられなかったので、うちの環境だけの問題なのかもしれない。