ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

ProN、そしてFont Book

Mac OS X 10.5(Leopard)。まだインストールする気はなかったんだけど、
やっぱりフォント環境とかだけでも確かめてみたくなって、急遽空いているマシンにインストール。

まずは気になっていたヒラギノから。

/System/Library/Fonts/
ヒラギノ角ゴ ProN W3.otf
ヒラギノ角ゴ ProN W6.otf
ヒラギノ明朝 ProN W3.otf
ヒラギノ明朝 ProN W6.otf

/Library/Fonts/
ヒラギノ角ゴ Pro W3.otf
ヒラギノ角ゴ Pro W6.otf
ヒラギノ角ゴ Std W8.otf
ヒラギノ角ゴ StdN W8.otf
ヒラギノ丸ゴ Pro W4.otf
ヒラギノ丸ゴ ProN W4.otf
ヒラギノ明朝 Pro W3.otf
ヒラギノ明朝 Pro W6.otf

/System/Library/Fonts/に入っているヒラギノはすべてProNフォント。
/Library/Fonts/の方には、従来(JIS90)のヒラギノ
システム起動の為に使われる/System/Library/Fonts/のフォントがすべてProNフォントというのは、明確に「今後はこっちの字形が標準でっせ」という事ですな。Finder上でのファイル名もすべてJIS2004で表示されるし。

#ちょっと気になった部分。Finderで何も選択していない状態で日本語入力すると表示される入力ウィンドウに表示されるフォントの字形はJIS90…。でも変換候補ウィンドウにでてくる文字はJIS2004…。

JIS90のヒラギノも入っているとはいえ、テキストの交換に注意が必要なのはVistaと同じ。
たとえばテキストエディットのようなシンプルなテキストエディターで新規ファイルを作成すると、デフォルトでヒラギノ角ゴProNフォントが使用書体として選ばれている。この環境で入力したテキストをJIS90のフォントしかない環境で開けば、当然文字化けがおこる。
メールでの原稿指示も注意が必要。デフォルトの表示フォントはProNフォントが使われている「『葛飾区の逢阪氏』に訂正お願いします」なんていうメールが来たら要注意だな。

とりあえず、ヒラギノの種類を確認し、ついでにFont Bookも立ち上げてみた。
特に新機能がついてるとか期待していたわけじゃなかったんだけど…おおおおお?!

自動アクティベート機能がついてるー!

うわー、こんな機能もつきましたかー。

なんか…なんていうか…いつもすっぴんで化粧っけのなかった幼なじみが、ある日突然いままでつけた事のない口紅をつけて現れたみたいな…
「え?化粧なんかしてどうしたの?」
「…こういうの、好きだって聞いたからっ…。」
…って感じ(笑)

まだ他のアプリケーションもフォントもインストールしてないので、実際のテストはしてません。
なんとなく、純正のアプリケーションでしか使えないんじゃないかなーという予感がしなくもないんですが…。
もし、使い物になるようだったら、ほんと市販のフォント管理ツールいらなくなりそうです。

#しかし今月末発売の+dtp vol3で、フォント管理ネタを書いたんだけど、新しいOSがでたせいで若干内容に違いが…orz
…原稿書いてる時点では、わからなかったんだもん…印刷メディアの弱点だなぁ…