ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

Nフォント

Mac OS X10.5(Leopard)がもうすぐ発売になりますね。
印刷屋として気になるのは、やはりJIS2004(印刷標準字形)フォントへの対応。

新機能紹介に「LeopardJIS2004規格に完全対応」とあるから、JIS2004フォントが搭載されるのは間違いないところ。

問題なのは、その搭載されかた。

まさかと思うけど、従来のヒラギノフォントとフォント名一緒で規格だけかえる…なんて、MSみたいな事はやらないよね…と心配してたんだけど、そこはちゃんと「ヒラギノ ProNフォント」って違うフォント名になってる模様。
よしよし、えらいぞApple。(つーか、同名フォントで規格を変えたMSがおばかすぎるのだ…)

この「Nフォント」って名称。確かフォントワークスでも「今後の方向性」というニュースリリース

”《JIS 2004対応》を採用する場合は、アドビシステムズ社が発表した【AJ 1-5N】または【AJ 1-6N】に準拠したフォントをリリースする”

っていう風に使われていたから、今後JIS2004対応のフォントには、フォント名の後に「N」がつくという暗黙のルールになっていくのかな(今のAJ1-5フォントが「Pr5」って5がつく名前になってるみたいに)

Leopardにはこのヒラギノ ProNフォントが搭載されるわけだけど…Nじゃないヒラギノは、入らないのだろうか?
そうなると、Mac OS X10.5のヒラギノ環境で、いままでの文字セットを使用しようとすると「Nフォント」を使って文字セットを切り替える(要アプリケーション対応)って事になるわけだけど、全てのアプリケーション(たとえばテキストエディタとか)で文字セット切り替え機能がつくとは思えないしなぁ…。

やっぱりテキストファイルのやり取りにはいろいろと神経を使う事になりそうです。