ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

JDFの未来

メディアテクノロジージャパンのセミナー、もう一つのお題はJDF。
JDF元年だとかいわれていたのは去年だったかとおもうけど、その後JDFの普及がなかなか進まないのは、導入の為のコスト(ワークフローの見直し&再構築、機材の買い替え)が高い割に、そのメリットがよくわからないためだと思う。
JDFは印刷指示書で、ファイルにつけることで指示が間違いないとかいっても、そのために対応機器に買い替えたり、工程管理を変えたりする手間を考えたら従来のままでいいわけで…。
本当にメリットがでるのは、MISを導入して、すべての行程がスムーズにJDFで管理できるようになってからになると思うが、そこまでの道のりは遠く感じる。というか、行き着くのかよほんとに?

…というとこまでは、真面目な感想。
こっから下は余談。

MTJのJDFセミナーで「JDFを使ったワークフローのイメージビデオ」ってのを見せられた。
この映像、以前もセミナーで見た記憶があるから、繰り返し使ってるんだと思うけど、何回みても…
嘘くさい!!!!!!!

内容としては、JDFの導入によっていかに仕事がスムーズに行き、みんながハッピーになるかをドラマ仕立て(ダブとかのCMみたいに、インタビュー形式)で流してるんだけど、もー見てるこっちが恥ずかしくなるよ…。

(さわやかな営業さんの笑顔で)「JDFの導入で、見積もりがあっという間にだせるからね。その分の時間を本来の企画提案や業務分析につかえるよ!」
(にこやかに笑顔で答える女性)「そうね、それでいい仕事をもっととってきてね!」
(二人さわやかに見つめ合い)「まかせとけ!」

賭けてもいいけど、JDF導入したってこんなさわやかな未来はこない!
そもそもこんな、営業から、工場から、製版現場から配送の人まで残らず、皆ニコニコさわやかな印刷会社なんて、日本中どこ探したって1社もない!!!

さらに、今回のセミナー、配られた資料すべての最終ページには
「共に、勝ち残りを目指しましょう!本日はご清聴ありがとうございました。」の文字が…。

…MTJさん、なんか変な宗教でもはじめちゃったんですか…?