色変換と色補正は違うよ!
アホな話ばかりしてると「色ぼけ!」とかいじめられそうなので、まじめな話。
今日はメディアテクノロジージャパンのセミナーに参加してきました。
PDF/XやJDF、RGBワークフローなどのセミナー。
まぁ内容としては、それほど目新しい話はなかったのだけど、その中で気になった点。
今後取り組みが期待されるワークフローとしてPDF/X-3を利用したRGBワークフローを紹介していたのだけど、MTJのセミナーだから、RGB→CMYKの変換ソフトとしてColorGeniusDC2を強力にプッシュしてました。
それはそれで別にかまわないんだけど、色補正の比較として、Photoshopでのプロファイル変換との比較を出していたのには、やや異議あり。
プロファイルによるCMYK変換は、あくまで色空間の変更であって色補正ではないでしょ?だからPhotoshopの色変換とColorGeniusDC2の色補正後の画像を比べて、こちらの方がきれいです!と見せるのは話が違うと思う。
確かにColorGeniusDC2でも「CMYK変換」をしてるんだけど、その中にシャープネスとか記憶色に近い色補正とかいろんな行程が隠されているわけで、それはPhotoshopの「CMYK変換」とは違う。
比べるとしたら、Photoshopで手動で色補正をした物と、ColorGeniusDC2で自動で色補正をしたものを比べるべきでその場合は、品質対時間という比較になるべきなのじゃないかと。
なんだか最近プロファイル変換を「きれいに色変換してくれる」と勘違いしている話が多いんだけど、それはメーカーがこういう風な比較をだすからよけい混乱するんじゃないだろか。