PSかPDFか
Adobeサポートデータベースに
グラデーションを適用したテキストの線の色が正しく表示されない(InDesign CS3)
っていう内容が登録されてた。
簡単に言ってしまうと、InDesignCS3からPSを書き出してDistillerでPDF変換すると、テキストの線の色が変わる場合があるよ、と。
ふんふん、PSからDistillerのPDF変換に不具合がある訳ですね、で、対策としては…
「InDesign で PDF ファイルに書き出します」
うん、そうかそうだよね。…ん?でもまてよ?確か…
PDF に書き出すと EPS ファイルのクリッピングマスクが解除される(InDesign CS3)
っていうのもあったよね?えーとこっちはInDesignCS3からPDFをダイレクトに書き出したとき、Illustrator配置ファイルのクリッピングマスクが解除される場合がある…と
で、こっちの解決策は…
「 PostScript ファイルへ書き出してから Adobe Acrobat Distiller で PDF に変換します。」
えーと、つまり どっちをつかえばいいわけ?(笑)
そうか、そもそもPDFに変換なんかしなければいいのか。よーし、うちはまだまだPS運用でがんばっちゃうぞー。
最近はやりのPDFワークフローなんて、なにそれ?おいしい?ってな勢いだ!
…。
ソフトウエアにバグはつきものだから、完璧を求めるつもりはないけど、それにしてもPDFの書き出しについてはあまりにもアプリケーション(に搭載されているPDF変換エンジン)のバージョンに左右されすぎで、現状ではアプリケーションからのダイレクトPDF書き出し運用に踏み切れない。
APPE搭載RIPが導入されたら(うちのTrueflowはまだバージョンアップしてない…)PDF/X-4での運用も試してみたいけどねぇ…。
オペレータさんに「あ、InDesignのこのバージョンはPDF/X-4運用でね、でもこのバージョンとこのバージョンはX-1aで。で、このバージョンの場合はこういう不具合があるから、その時はPS運用にしてね。あ、Quarkは絶対PS運用だから!」なんて選択肢が多すぎる運用はさせられないもの(間違えて事故るだろう)
それならPS運用一本化の方が、少なくとも現場には混乱がない。ま、PS運用だからって不具合がないわけじゃないけどな。
でもあるべき姿はPDF/X-4とかのPDF運用だと思うんだよなー。
理想はあるんだけど、現実はそう簡単じゃないよな。