ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

Photoshopですべてを2

PhotoshopではVer6以降、テキストレイヤーという機能がついている。
Phothoshopですべてを作る皆様は、この機能を多用して、レイアウトを行なっている場合が多い。(他に多用されるのはレイヤー効果のドロップシャドウ)

テキストレイヤーはPhotoshop形式でしか保持できないので、入稿する際にはレイヤーを統合して、EPS形式などで保存したものが入稿されてくるのだけど、ここで注意して欲しいのは、EPSの保存オプション。

EPSオプションの中に「ベクトルデータを含める」というオプションがあり、ここにチェックを入れていると、祗園画像としてラスタライズされず、ベクトルデータを残したままEPS化される。

これ、いったい何の為についている機能なのかわからないのだけど、事、印刷に利用するデータでここにチェックがついていて良い事はない。

まず、このチェックの入ったデータは「汎用EPS」という形になってしまい、再度Photohopで開こうとすると、ラスタライズがかかってしまい、開くのに延々と時間がかかるようになる。(さらに、ver6以前のPhotoshopで開くと、ベクトルデータが部分的に抜け落ちてしまう事もある)

さらに悪い事に、このデータ、RIPで正常に解析できず文字部分(ベクトルデータ部分)が抜け落ちてしまうという問題が発生する。
データ上には確かにあるのに、RIP後ぽっかりと抜け落ちるデータ…。印刷会社にとってはこれは悪夢です。

と、いうことなんで、Photoshop6以降を使われる皆様にお願い。

EPSオプションの「ベクトルデータを含める」はチェックを外して、入稿してくださいね!