ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

後始末はご自分で。

EPS保存できないファイルがあるという事で、オペレーターさんからSOS。
みると、物はIllustratorCSでの入稿ファイル。ネイティブファイル形式で入稿されてきたので、保存し直そうとしたが、何時までまっても保存できないらしい。

なんでわざわざEPSなんかで保存しなおすのか。ネイティブのままInDesingに貼って出力すればいいじゃないかと言われそうだけど、これには訳がある。

最近IllustratorのCSでの入稿が増えてきているんだけど、そのほとんどがネイティブ形式のまま入稿してくる。
InDesignにそのまま貼ってネイティブファイル運用してね!」という意思表明…ではもちろんない。
こやつらがネイティブファイルのまま入稿してくる理由。それは「だってEPS保存すると重くて時間かかるんだモーン」というものだ。

「重くて時間かかるから」という理由なので、当然ながらネイティブファイルの状態でも「PDF互換ファイルを作成」のチェックは外してある「だってそこにチェックいれてると保存の時、時間かかるんだモーン」というわけだ。

互換ファイルのチェックが外してあるので、そのままではInDesignにも張り込めない。
結局、こちらでそのデータを開いて保存しなおしてやる必要があるわけだ。

そこで、冒頭のオペレーターさんからSOSがきたデータですが。
大判のチラシ…といっても、まぁA2とかそのぐらい。そこにこまごまとした商品画像が300点程。そのファイルを保存し直そうとしてどうにも保存できず、SOSをだしたらしい。

いくら重いといってもA2に300点ぐらいの画像なら問題ないはずなのに、何故だろう…?と調べてみたら。
貼られている300点の画像、使用サイズはせいぜい5cm×5cm程度なのに、すべてがみなばかでかい。
ひどいのはA3サイズの画像を縮小して2cm程度にしてあったり。そしてサイズも解像度もみなバラバラのめちゃくちゃ。

それらをすべて、べったべったとファイルに配置して、回転し、拡大縮小し、透明効果にフィルタをかけて…。
それはもう自由奔放なレイアウトテクニックでございました。

……そりゃー保存できないよ…こんだけやればさ…。
データがどんだけ重くなると思ってんだ………あ、だからネイティブファイルで入稿してきてんのか。
あとは印刷会社にやらせとけーってことね…………………。
ああ、そうですか………て。

私は。

声を大にしていいたい。


てめーのけつぐらいてめーでふきやがれーーーーーーーっっっっっ!!!!



CSでご入稿の皆様。
「PDF互換ファイルを作成」にチェックをいれて保存できないようなファイルをそしらぬ顔で入稿するのはおやめください。