ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

OS X10.5.xでのInDesignのパス抜けまとめ

どうも「InDesign + パス抜け + EPS + 外れる」とかでググってこられる方が多いようなので、まとめを置いときます。

OS X 10.5.xでInDesignから出力(プリント、PS保存、PDF保存など)をしたときに、貼り込んであるPhotoshopEPSのクリッピングパスが外れてしまう問題について。

この問題は
OS X 10.5.xから、afp接続をつかって接続したサーバ上にあるデータをInDesignで出力しようとするとおこります。
接続方式をsmbとかに変えてやると、おこりません。

つまり現時点での解決策は「afp接続をやめ、他の接続方法に切り替える、またはローカルにデータを置いて作業する」です。

他の解決策としては
(1)PhotoshopEPSをやめPhotoshop形式で貼り込む
(2)InDesign上で貼り込み画像を選択しオブジェクト>クリッピングパス>オプションで任意のパスを指定
(3)10.5.xを使うのをやめ、10.4.xにする
といった方法があります。

また、InDesignでドキュメントを「高品質表示」して、すべての画像を高品質表示してから出力すると、問題の発生が少なくなります(ただし、100%なくなるという保証はありません)

貼り込んであるPhotoshopEPSデータの保存バージョンが低ければ低いほど(たとえばPhotoshop5.5とか)現象が顕著に現れますが、上のバージョン(たとえばPhotoshopCS3とか)で保存したとしてもなくなる訳ではありません。

InDesignのバージョンに関係なく出ます。
ちなみに最新のCS 4でもでます。
最新のOS X10.5.6でもでます。

AppleでもAdobeでもどっちでもいいけど、なんとかしてください…。




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追記
2009/05/13 MacOS X10.5.7アップデートで問題が解消したみたいです。

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追記2
200/09/16 DTPエキスパートの問題の件でこの日記にたどりついた方はこっちもごらんください。