ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

Leopard DTP絡みの雑感

Mac OS X10.5(Leopard)をインストール、テストしている。
DTPアプリケーションの動作を確認するのが最大の目的なのだけど、動作を確認するまでに、一つ一つのアプリケーションやフォント類をインストールして環境構築するところからじっくりやっているので、結構時間がかかる。
(ちなみに、最終的には、完璧に整えたシステム環境を作って、それを複数のマシンをセットアップするマスターにする。だから最初のシステム構築はきれいなシステムを作るためすごく気を使う)
いまフォントをインストールおわって、CS2までインストールしたとこ。CS3はこれから。ネットワーク、プリンタ周りもまだこれから。

…んで、ほんとはきちんと全部の検証が終わってから、文章をまとめてアップするべきなのだけど、色々細かい感想なんかは忘れてしまいそうなので、覚え書き代わりにメモ。
以下の項目はきちんと検証した内容ではなくあくまで現段階の覚え書き。細かい検証はしておらず間違っている可能性も高いので信じ込まないでください。

InDesign CS1(v3) インストール後3.0.1アップデータがエラーで終了し、かけられない。ネットワークアップデート、ダウンロードしたアップデータからのアップデートともに同じ。とりあえず、他のマシンでアップデートをかけたものをコピーするか?

・ディスクユーティーリティ.appで、ディスクからの新規イメージファイルが作成できない「リソースが使用中」とのアラート。インストールDVDから起動した状態でも同じ。イメージを作成したいディスク(パーティーション)をアンマウントしてやれば作成できる。ディスク単位ではなくフォルダ単位での作成は無理か?

・システムDVDから起動した状態でディスクユーティーリティ.appで内蔵ディスクの一つを初期化したとき、アプリケーションウィンドウの左側に並んでいる内蔵ディスクで、初期化していないディスクまで初期化したディスクと同じ名前で再表示された。一瞬間違って、そちらのディスクまで初期化したのかと肝が冷えた。もちろん初期化はされておらず、再起動してみると元の名前のまま表示された。

・Osakaが/System/Library/Fonts/ から/Library/Fonts/ へ移ってる。ここのフォントフォルダは「外しても(システム的に)問題ないフォント」という扱いだと思ってるので、ついにOsakaの時代は終わったのか…と感慨深し。さくっと外す。

・とはいえ、アプリケーションレベルでOsakaを必要とするアプリは多そう。実際InDesignなどで、Osakaが見つからないと「InDesignはOsakaを必要としています」というFontBookからのアラート(後述)がでる。外している状態での動作を検証せねば。トンボの横にでるページ情報はOsakaで出力される(そしてその状態だとTrueflowで出力できない…)ので、あそこは他のフォントに置き換わるはず。試してみたら小塚明朝に変わっていた。ここのフォントにOsakaが使われる仕様はどうにかできないのか、と常々思っていたのでこれはうれしい。

・FontBookの「自動アクティベート」はAdobeのアプリケーションでも効くっぽい。そして、アクティブにしようとするフォントはFontBookに登録していなくても、勝手にマシン上のフォントを探し出してしまう模様。システムディスクではない別のディスクにあっても表示する(そのままアクティブを許可にするとどうなるのかはまだ未検証)

./System/Library/Fonts/ の中のフォント、Helvetica、HelvetikaNeue、Monacoなどいくつかのフォントを外しても、自動的に再生(こういう言い方が適当がどうかは分からないが、勝手にどこからかフォントファイルが生まれてくる)され、外す事ができない。ちなみに全てのフォントを外した場合、10.4の時はシステム起動不可になってたのだけど、もしかしたら最低限必要なフォントが自動的に再生するのかもしれない。

・FontBookですべての(システムの)フォントを切にできてしまう。以前のバージョンでは切にしても、最低限必要なフォントは入になったままだった。ちなみに全てのフォントを切にしても、システム上で必要なフォントは読み込まれている。つまり、FontBookの表示と実際にアクティブになっているシステムフォントが違っている。

・FontBookが読み込んだライブラリの情報の場所がいままでと変わっている。今までは/user/【ユーザ名】/Library/FontCollections/にライブラリファイルも入っていたが、/user/【ユーザ名】/Library/Application Support/Font Book/にfb.dbというデータベースファイルになって入るようになった。

・前のFont Bookの「勝手に必要の無いフォントがアクティブになってる」動作は解消されている…かもしれない。いまのところ出ていない。…でもまだ信用できない。

・正直、まだ10.5を業務に使うのは怖過ぎる。10.4.10は十分安定していると思うので、10.4.10がインストールできるマシンはこちらで運用。でも今後10.5でしか動かないマシンが入ってきたときの為に検証はする。もうひとつふたつマイナーバージョンがあがって現状の不具合が解消されたら現場導入だな。