CMSの温度差
「第1回 広告資材・機器見本市」というのを見に行ってきました。
サイン・ディスプレイを中心にした機材展です。
私の業務ではサイン・ディスプレイ系はあまり関係ないのだけど、大型のインクジェット出力機の展示などもあるようだったので、それをお目当てにでかけました。
「大型インクジェットプリンタ活用セミナー」というのがあったので、参加してみたのですが…。
講師の方いわく
(RGBとCMYKの画像それぞれを出力したサンプルを見せながら)
「画像はRGBで使いましょう、CMYKに比べて色がきれいにでます」
「イラスト部分はCMYKの方が色の再現性が高いので、CMYKをつかいましょう」
(Illustrator上でCMYKとRGBのオブジェクトの混在を推奨…)
(CIE xy色度図でAdobeRGBとJapancolorの色空間を見せながら)
「このようにRGBの方が範囲が広いので、色がきれいにでます」
いや、椅子から落ちそうになりましたよ。
か、カラーマネージメントのカの字もありませんな。
確かに印刷物とちがって、インクジェットで出力したものがそのまま商品になるサイン・ディスプレイの出力だと、点数も少ないし、色の再現性よりは、いかにきれいに出すかって所が中心になってくるのかもしれないけど…。
展示会には、きもとが測色機なども展示していたのだけど、サイン・ディスプレイ業界ではまだまだカラーマネージメントは遠い世界の話なのだなぁ…。
カラーマネージメントに対する温度差を感じてしまいました。