ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

10.5ServerのNTPサービス その2


先日書いたOS X Server10.5でNTPサービスがうまくいかない…という話のつづき。
あれからもしつこくテストして、やっぱり問題がある!という結論に達したので記録。

【問題のあらすじ】
Mac OS X 10.5.x ServerのNTPサービスが、うまく動かない。

【テスト方法】
UNIXに詳しい人とかなら、コマンド打ち込んで…とかいろいろテストするんだろうけど、私はせいぜいntpq -pしてその結果をみる、ぐらいの知識しかないので、ntpq -pで結果を確認しながら、愚直にクライアントマシンの日付をずらす→再起動して時刻確認で時刻が同期できるかを繰り返しテスト(…時間かかったよ…)

【テストにつかったマシン】
クライアント
PowerMac G4 OS 9.2.2
PowerMac G5 OS 10.4.11

サーバー
MacPro OS X Serve 10.5.1 ( 192.168.1.87)
PowerMac G4 OS X Server 10.4.11 ( 192.168.1.185)

【テスト結果】

それぞれインターネットにつながっていない状態で、NTPサービスを開始
クライアントマシンの時刻をわざとずらして、再起動(または時刻問い合わせ)

OS10.4.11→同期できる
OS10.5.1→同期できない

ntpq -p して状況を確認
OS10.4.11

mac:~ akane$ ntpq -p
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
=============================================
192.168.1.185 LOCAL(1) 6 u 16 68m 1 0.705 0.072 0.001
mac:~ akane$ ntpq -p 192.168.1.185
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
==========================================
*LOCAL(1) LOCAL(1) 5 l - 32 377 0.000 0.000 0.001


OS10.5.1

mac:~ akane$ ntpq -p
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
============================================
192.168.1.87 .INIT. 16 u 948 68m 0 0.000 0.000 4000.00


んで、面白いのは同期できない10.5のほうだけど、インターネットにつながっていないと同期できないんだけど、一度インターネットにつないだ状態で同期してからだと、インターネットにつながっていなくても同期できるようになる。

↓インターネットつながってないんだけど、同期してる状態

mac:~ akane$ ntpq -p
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
=============================================
192.168.1.87 17.83.253.7 3 u 59 68m 1 0.720 0.041 0.001

同期できるようになる、といっても再起動しちゃうとまた同期できなくなるんだけど。


つまり10.5ではサーバ側がネットワーク上のNTPマシンに時刻問い合わせをして、一度でもちゃんと同期をとれないとサービスが開始できないみたい。
だから、LAN上に2台の10.5Serverを用意してお互いに同期し合う設定にしても、お互い最初のサービスを開始できてないので、うまく動かないのだった。

ちなみに10.5Serverでは、NTPを開始すると自動的に「日付と時刻を自動的に設定」にチェックが入る。
10.4ではこの項目をオフにしたままNTPを開始することができる。


【結論】

Mac OS X 10.5.x ServerのNTPサービスはインターネットに接続できる環境でないとうまく動かない。