ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

対応策が無理矢理過ぎる(笑)

大日本スクリーンの出力の手引きWebに載っていた
「InDesignCS3/4の「効果」で出力が不正になる」


その続報。
「InDesignCS3/4の「効果」の問題(Adobe情報)」



AdobeのサポートDBにも、この問題と解決法が掲載されたらしい

「オブジェクトに効果を適用して書き出した PDF ファイルでは正しく出力されない(InDesign CS3/CS4)文章番号235048」


しかしこの解決策…
A.の「InDesign の分割・統合プリセットで[ラスタライズとベクトルのバランス] セクションでスライダを一番左にする」って…

無理矢理すぐる(笑)


いや、これって、要は「RIPかけたら処理できないから、アプリケーション側で全部ビットマップにしちゃえ!」って解決ですよ…すごい力技。


C.「 Adobe Illustrator で同様のオブジェクトを作成し、分割・統合を行います」ってのもすごい(笑)InDesign全否定(笑)


さて、この問題。
スクリーンとAdobeの公開情報だけでは、わかりづらいんだけど自分なりに推測。

(1)Adobe側の(透明効果を含んだ)PDF処理部分に問題があった
(2)その問題を含んだPDFを処理(出力)しようとすると問題が顕在化する(透明を含んだまま処理してるので、当然これはAPPEでの処理という前提だろう)

なので、PDF内に問題のでる透明を含まなければ大丈夫、アプリケーション側で事前に処理しとけっていう解決策になってるみたい。
しかし、B. のX-1aにするってのはともかく、全部ビットマップ化っていうのが解決の第一候補A.なのがすごい(笑)なんてアメリカンな解決策。

なんか、問題を見つけて「どうするよ!出力できないよ!問題じゃん!」ってわたわたしている日本人のところに、金髪大男なアメリカ人(イメージ)がやってきて「ナニ?デナイノ?オー!コウスレバ、解決ネー!(スライダーを一番左にぐいっっ!!!)HAHAHAHAHA!」
…みたいな想像をしてしまいました。全然ちがうと思うけど(笑)

しかし、よくみたら、全部「透明の分割/統合をする」って解決策なのな…
スライダを左に(全部ビットマップ化)が第一候補なのは、より安全策を求めてのことなのかな。