QuarkXPressNextステップセミナーレポート
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Too主催のQuarkXPressNextステップセミナーで紹介されたQuark XPress v7の新機能とそのデモがあまりにも（ある意味）面白かったので、新たにレポート日記。
セミナー講師は、Quark Japanのテクニカルコンサルタント 河野博史氏
まずは現行バージョンのv6の機能紹介から。
「v6のメリットとしては、v4と文字組版の互換性があるということです」
「v4で作ったデータをv6で開いてみても、文字組版エンジンが一緒なので、ご覧の通り、ほとんどずれません！」
「CIDで作ったデータをOpenTypeに置換しても文字組にはそれほど変化がないです！」
……それはいいかたを変えるとv4の時から文字組版エンジンが全然進化してないってことでは…。
「PDF書き出しができます。でもPDF/X-1aではないんですけど、でもPDF/X-1aに近いPDF1.3が書き出せます！」
……いいたいことはわかるし、理由もわかるけど、それはあんまり自慢にならんのじゃ…。
「v6はv4形式でデータ保存ができますが、v7ではv4形式保存はサポートされません。v6ならOS9環境のv4とデータをやり取りできます」
……いや、あんたさっき、v6に移行しましょうって説明で「今後OS9環境はますます使えなくなりますから」っていってたじゃん。なのになぜ下位バージョン保存を勧める？…。
そして次期バージョン、v7の機能紹介へ！
「v7では161以上の新機能が新たに搭載されます。その全てをお見せする事はできないのですが、その中からいくつかをご紹介します。ベータ版で実際の動作もお見せします」
……ほほー、161以上ですか。それはすごい。
「まず、日本語処理についてです。v7では新たに日本語組版処理についても様々な機能がつきました」
「禁則処理や、組版設定など…そのなかでもこの機能をご紹介したいと思います」
……わくわく。
「ルビ機能についてです」
……え？…。
「文字ボックスの1行目にルビがきた時、v6までは行のスタート位置が下がっていましたが、ごらんのように、ボックスの外側にルビが配置され、1行目の位置が変わらなくなりました！」
……それが最初に言いたい新機能かよ！！！
「これはある意味劇的な進化と言えます！！」
………………………………………………………。
「さらにルビの位置を調整したり、文字の下につけたりもできます！」
……も、いいよ…次にいって…次に…。
「次に、各ツールのウインドウパレットですが、それぞれのパレットをだした状態で、複数のパレットを重ねておいたり、ウインドウをたたんだ状態で表示したりできるようになりました。使うときにすぐにクリックで表示できますので使いやすいです」
……それってInDesignとかはとっくの昔にそうなってるし…。
「OpenTypeをフルサポート、この様な字形パレットで字形に簡単にアクセスできます」
……それも…。
「ドロップシャドウ機能と透明機能がつきました。色の濃度と透明度の％はそれぞれ個別に設定できますので、お客様のイメージをより的確に表現できるようになるのではないでしょうか」
「カラーマネージメント機能搭載で、ソフトウエアプルーフ機能に対応しました。モノクロ出力時のシミュレーションなどを画面で行えます」
「プリフライト機能でCMYK以外の画像などをチェックして探す事ができます」
「EPS保存時にフォントのエンベッドに対応しました」
「中国語、韓国語など他言語の混在に対応したドキュメントを作成できます」
「配置画像の高解像度表示もできます」
……ずらずら並べられる新機能が全部どっかできいたことあるやつなんですけどー！
いや、別にね、同じ機能なのが悪いっていってるんじゃないのよ。
でも、すでに同じ機能をもっているソフトが別にある以上、それだけが売りっていうのはないだろう。
たとえばさ、すごい機能じゃなくてもいいのよ、たとえば、同じ機能を搭載していてもこちらは動作スピードが早くてさくさく動きます！とかでもいいの。すでにある他のソフトにないメリットがないと、こちらを選ぶ気にはなれないよ。
結局、説明された新機能のうちこれはInDesignにはないなーというのは
「ウインドウを分割して、全体と部分をそれぞれ表示できる機能」
「開いているドキュメントのパーツを別ファイルに書き出し、他の人が開いて作業できる。変更した部分はリアルタイムで更新」（いや、でもこれはInCopyに近いか…）ぐらいでした。
……今日説明されなかった残り100の新機能の方に期待することにしましょう！
あ、Quark V7日本語版はベータテスターを熱烈募集中だそうです。テストは8月ぐらいから（ってことは発売はいつなんだー！）
とりあえず、申し込んでおきました（笑）
セミナーレポート、その2
今日のセミナー、Quark Japanの社長もきてました。
2006年の6月から就任したという須崎社長。
セミナーの最後に挨拶が。
「昨年、社長に就任してからあちこちお客様のところを回らせていただいて、お話を伺う中で、私共Quarkはまぁ後ろに引っ込みすぎではないかとかそういった色々と厳しいご意見をいただいた。」
「今日こうして、皆様の前でお話するという場をもうけることができて大変うれしく思う」
「11月にプライスダウンを行い、より導入しやすい価格でご提供できるようになった」
「そういった情報などを今後もっと使っていただいているユーザーの近くで説明できる場を設けていきたいと思っている」
「いままでのQuark社とは違った形でもっと近くで説明をしていきたい」
と、いうことで、今後はもっとセミナーとかで情報発信するよという事でした。
発信するばかりではなく、こっちの意見もきいてくれることを願うばかりです（笑）
つーか、そんなに価格をどんどん下げるんだったら、初めっからその値段で売ってくれい。
Quarkセミナーレポート3
セミナーの後に、アンケートってありますよね。
今日のセミナーの内容だとか、今後のマシンの導入予定だとかをきくやつ。
今日のセミナーも最後にアンケートが。
●Quark Xpressの導入計画はありますか？
□QuarkXPress6へのバージョンアップを検討中
□QuarkXPress6の追加導入を検討中
……「導入計画はない」っていう選択肢は…？
●QuarkXPress7はいかがでしたか？
□使ってみたい
□もっと詳しく知りたい
……「使いたくない」「知りたくない」っていう選択肢は…？
こんなにアンケートの記入に苦労したのは初めてです（笑）
