ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

透明効果

Illustratorのバージョンがあがるにつれ、よくわからないまま透明効果を利用する人が増えていると思う。
最初の頃は「なんかよくわかんないしー。事故るみたいだしーやめとくー」な感じだったのが、だんだん「えー、なんか便利だしーよくわかんないけど使っても問題ないみたいだしー」に変わってる。

えーとね、問題ないというか、問題があっても印刷会社でデータ修正してるんですよー。

結局作る人は透明機能の出力についてよくわかってない場合が多いので苦労も多い。
今日きたデータなんて、C100のベタアミの上にk50のオブジェクト。そこになぜか透明効果の乗算指定。
……なんで素直にC100K50で指定しないのデスカー!!!!

おかげで回りのK100のオブジェクトが影響うけて、RIPでの分版が効かなかった。
分版が効かなくてもたいした問題じゃないかというとそうではなくて、うちではK100のデータは自動的にノセになるようにRIPで処理してるんだけど、そこの部分だけがヌキ合わせででちゃった…。

そしてクレーム
「どうしてノセになってないんですか!!!」
えーと、どっちかっていうとノセになってないほうがデータ通りなんですよー。
こっちの方がクレームつけたいよ「なんでこんなとこに乗算効果なんですか!!!」

透明機能使うのに平気でスポットカラーとかさ(もちろんプロセス4C印刷だ)
デザイナーはデザインするのが仕事だとかいうけど、それにしたってもうちょっと製版の事を考えてデータ作って欲しいな…。いや、もっと昔の版下時代のデザイナーは製版についてもう少し知識を持ってたと思うよ。
最近、もしかしてCMYKの4色で刷るのだという事も知らないのじゃないかというようなデータが来たりするよ…。