".jpg"だけどEPS
OS Xを導入したスキャナー/レタッチチームのオペレータさんから、
「ファイルを開こうとすると『JPEGマーカーが壊れてます』とでて、全部開けないんだけど!」とSOS。
見てみると、確かに".jpg"の拡張子のついた大量のファイル、ダブルクリックしても、PhotoshopCSにドロップしてもすべて『JPEGマーカーが壊れてます』のエラーになってしまう。
私「ファイルが壊れているんじゃないですか?」
オ「いや、でもOS 9のPhotoshopならちゃんと開くんですよ!」
うーん、他のアプリで開けるJPEGファイルがPhotoshopでエラーになるというのは、たまにあるんだけど、バージョンの低いPhotoshopでは開けているというのはおかしい。それに壊れるにしてもこんなに大量のファイルが全部壊れるというのはあり得ない…。
なにかJPEG特有の情報が邪魔をしているのかと、PhotoshopCSの詳細情報ウインドウで確認…あ、あれっ??
私「これ…、EPSファイルじゃないですか…?」
".jpg"のついているファイルなのに、ファイルタイプはEPSでした。
どうやらOS Xでは(というか、PhotoshopCSでは、かな?)実際のファイルタイプより、拡張子の方を優先してしまい、EPSファイルなのに、JPEGファイルとして開こうとするためエラーになるらしい。
原因はわかったけど、問題は根が深い。
拡張子を正しく".eps"にすれば一番いいのはわかっているんだけど、それをやるとレイアウトドキュメントとのリンクが崩れてしまうし、自社で作っているファイルならよくても、このデータは入稿されたもので、勝手にファイル名を変えるのは好ましくない。
Photoshopのファイルメニューから"開く"でファイルを指定してやれば開けるんだけど、大量のデータを補正するのにそれはあまりにも非効率だ。
OS 9のマシンでやればとりあえず作業はできるけど、今後の事を考えると、OS Xで作業できるようにしておきたい。
うーん、拡張子よりファイルタイプを優先して欲しいんだけど、なんかそんな設定なかったっけ?と考えるが思いつかず。"拡張子" "ファイルタイプ" "Photoshop" などでググって見たがあまりにも一般的なキーワードのせいか、目的の情報にたどり着けず。
結局。
「EPSなのに".jpg"のついているファイルをドロップするとファイル名の".jpg"の後に"_"をつけ、既についている場合は"_"をはずす」というスクリプトを作成…。
これじゃ根本的な解決になってない…。わかってます。
でもとりあえず、これならファイルをダブルクリックで開けるようになるし、作業が終わった後、元のファイル名に戻すのもファイルをドロップするだけですむ。
オペレータさんに「こんなん作ったから、これでとりあえず許して…」とスクリプトを渡すと苦笑いされた…。ごめんよー。
誰か、なんかもっといい方法があったら教えてください。