ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

DTP用自動処理入門書

いまのところ、DTP系自動処理のツールを作る時は「AppleScript + ruby」で作っていて、それで事はすんでいるのだけども。
やっぱりjavascriptでも書けた方がいいかなぁという事で、参考書購入。

組版時間を半減する! InDesign自動処理実例集

届いて、全体をざっと流し読みしたとこだけど、この本いいなぁ。
実践的なサンプルがいっぱいのってるとこもいいけど、実際のダイアログやパネル、メニューとスクリプトの対応表とか、初心者が躓くところがちゃんと図解されているとこがいい。
とりあえず、使いそうな処理の実例からテストしてみようと思う。

個人的な考えだけど、初心者がDTPの自動処理ツールを作ろうと思ったら、
(1)まず、自分がやりたい処理を実現しているソースを(Webとかで)探す
(2)そのソースをもとに、部分を書き換えたり、処理を付け加えたりして、動作を理解していく
ってやり方が一番効率がいいと思う。

間違っても「○○プログラミング入門」みたいな本を買ってきて、5ページめぐらいの「Hello, world!」から始める、なんて気の長い事をやってはいけない。

いや、それで習得できる人もいるんだろうけどさ、私はあの手の入門書で最後まで行き着けたことがほとんどない。そんで、最後まで行き着けた本でも、結局自分のやりたい事ができるようにならない。

DTPの自動処理系プログラムが書きたいと思う人というのは、かなり具体的に「○○という処理を自動でやりたい」という目標があって結構切羽詰まっている。そして、こういう人は別にプログラマになりたいわけじゃない(ここ重要)。

だから、一般的なプログラミング入門書のように「この言語でできる全般的な処理を知る」っていうのより、とにかく「自分のやりたい事に近いソースを見つけてきて、それで足りない所だけをなんとかする」って方が話が早いのね。

できればここに「躓いたときに、教えてくれる上級者」ってのが追加されるとさらに上達の近道なんだけど、こればっかりはそう都合よくいかないけどね。