ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

Quark4.1の画像ボックス

Quark4.1から出力したデータで画像が抜ける事故発生。
製品カタログの写真何点もあるなかで、一点が出力されなかった。

原因は画像ボックスのクリッピング設定。

Quark4では、画像ボックスの設定の中に「クリッピング」という項目があって、画像ファイルのクリッピングをコントロールできる。
画像のアルファチャンネルを読み込んでパスにしたり、画像の領域にあわせてクリッピングしたりと、使い用によっては便利なのかもしれないが、うちでは全く使っていない。

理由は、従来の「Photoshopでパス作成→クリッピング設定で切り抜き画像に」という作業で別に不自由を感じていないから。
なのでQuarkに画像を取り込んだ際も、画像ボックスのクリッピング設定については、触る事もない。

ところがこの設定、クリッピングパスをもつ画像を配置すると、自動的に「種類:埋め込みパス」と読み込まれてしまう。
つまり、頼んでもないのに「Quarkでクリッピングパスを読み込んで使う」設定がデフォルトになっている。

この設定のまま出力すると、まれ〜〜〜〜〜にだけど、画像が出力されない場合がある。
必ず抜ける訳ではなく、同じ設定でも抜けないことがほとんどなので、たちが悪い。感覚としては…100件、いや500件に1回ぐらいだろうか。

Quark側でクリッピングパスを読み込んでしまう設定になっているのが原因なので、対策としては画像ボックスのクリッピング設定を「埋め込みパス」(Quarkで読み込んで使う)から「種類:アイテム」(アイテムのクリッピングパスを活かす)に変える事。

でも、ほとんどの場合は「種類:埋め込みパス」(画像1)の設定のままでも出力できるから、やっかいなんだよねぇ〜〜〜。
度々おこるトラブルなら「気をつけよう」と思うけど、たまーにしかでない現象なので、原因がこの設定にあるということにすら気がつかない場合も多いと思う。

とはいえ、気がつかず抜けてしまっては再び事故になってしまうので、なんらかの手を考えねば。
たくさんある画像ボックスの設定を一つ一つ手で変えるのは大変なので、スクリプトで一気に変えられないかと思ったのだけど…Quarkの用語辞書をどんなに調べてみても、画像ボックスのクリッピング設定が見つからない!
えー、これってスクリプトでは設定できないのか?となるとやっぱり手で変えていくしかないのか…?