ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

モリサワの「文字組版の教室」に行ってきた


モリサワがやってる「文字組版の教室」に参加してきたー。
朝10時から夕方5時までの7時間で、受講料1万円(テキスト代含む)。


▲テキストがなかなか立派。

モリサワから案内がきていたのを「受けてみたいなー」とつぶやいたら、なんでか「いいよ」とトントン拍子に話がすすんで受講できることに。時々太っ腹なうちの会社。ありがとー!
まぁ「後日、学んできた事を社内講習会で発表する事」って条件つきだけどな…。でもありがと。


さて、その「文字組版の教室」
講習内容は本当に基本的な組版についての講習。
配布された冊子にそって、組版の単位から、行長の計算方法、ページ体裁、禁則処理、和欧混植…等々、一通りまんべんなくという感じ。

ほんとーに基本的な講習なので、すでにある程度組版をやっている人にとっては物足りない内容だと思う。でも入門編としてはすばらしい。

私は、組版について、なんとなくの知識はあるけど、こうやってきちんとした講習を受けた事はなかったので、十分楽しめた。
自分の知識であやふやだったとことか確認できたし、柱やノンブル、注などの置き方に確立されたルールがあるといった事など、「知らないでやってたけど、ちゃんとルールがあるんだ」というのもあったし。

全体的には満足だったんだけど、ちょっと残念だったのは、文字コードに関する説明は、ほんとに最期に軽くしか触れられなかった事。
JIS2004の話などと絡めて説明があったのだけど、せっかくフォントメーカーのセミナーなのだからもっと深い話があってもいいのに。

JIS2004とか、フォントの規格の話とかは自分がよく知ってる分野の話だから、わかり過ぎててつまらなかったのかも。まぁ、文字コードの話なんて、本気で説明してたら7時間まるまる使っても足らないかもしれないけど。入門としてはあの程度でいいのかなぁ。

今回は基本入門編という感じだったけど、応用編で「アプリケーションで実践する文字組版」みたいなのもあるといいなぁ。
アプリケーションの組版設定を詳しく解説!みたいなの。(このアプリケーションのこの実装は組版的に間違ってる!とかあったら笑える)

なかなか有意義なセミナーだったのですが、一つだけつらかったのは、隣の席に座った若いお嬢さん…香水がきつすぎて、鼻が曲がるかと思ったよ…。
なるべく浅く呼吸してしのいだけど…、つらかった…。