ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

CANON 「Image Press C1」

CANONがだしたクリエイティブワークフロー向けデジタルフルカラー複合機
ひょんなことからテストできる事になったので、感想など。

第一印象。

「…でかっ!!!」

出力(プリント)の印象

「なんか色が浅い…。プロファイルでのマッチング精度はまあいい(色はあう)けど、画質が悪い(人物の肌などにざらつきを感じる)」

操作感

「ホットフォルダの設定などで細かい設定ができない。OS 9から出力するのにドライバ(PPD)に不備があるのか給紙トレイを選択できない等々、細々と不具合がある」

まとめ

品質については、DocuColorのくっきりはっきりテカテカの出力を見慣れているせいか、どうも、色が薄いというか浅く感じる(オイルレスだからかもしれないけど)

プロファイルを使ったカラーマネージメント、CANONは今回はじめてこういったカラーマネージメント対応プリンタをだした、その1台目としてはがんばってはいると思う。色、かなりきっちり合うし。

個人的にどうしても気になったのは、人物の肌などの淡い色を出力したときの画質のざらつき。
これって、RIPにFieryを使っている出力機特有のような気がするんだけど…(過去に私が使った事あるFieryがのっているプリンタはみんなこんな風な出力だった)
これで商品カタログなんかの薄い色の商品が載っているカンプだしたりすると絶対クレームつくよ。とくにこういうカラーマネージメントできるプリンタだと、カンプを色校がわりみてもらうというのが今のはやりだし。

対抗機種としてはFUJI XEROXのDocuColor1256 あたりになると思うのだけど、総合的にみて、今一歩というかあと10歩ぐらい及んでないと思う。
細かい使い勝手や設定できる事、あちこちに「かゆいとこに手が届かない」感じがある
でも、あと3世代ぐらい進化したら、その辺はよくなるんじゃないかなーと期待。現時点ではまだまだ。