ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

EPSON MAXART Day

http://www.i-love-epson.co.jp/ec/event/maxart_day/#
セミナーに行ってきた。
いつもいくセミナーはDTP、印刷系が多いので写真家中心のセミナーっていうのはちょっと新鮮。
まず客層が違う。趣味で長年写真やってますって感じのおじいさんとか、いかにもカメラマンな風貌なおじさんとか。全体的に年齢は高めで。

あまり期待せずにいったんだけど、内容はなかなか面白かった。
カラーマネージメントひとつとっても、カメラマン側と印刷側ではかなり考え方が違うのね〜と。
印刷側のカラーマネージメントとは絶対の色(印刷物)に合わせる!ことが最大目的で、それこそΔE1以下のところをキリキリしながら、必死で追いかけている感じなんだけど、今日のセミナーでは、いかに自分の望む色を作るか、そのためにはプリンタドライバはこう使え!みたいな感じで。

まぁ、この場合、カメラマンの人にとってはMAXARTで出力するプリントが最終目的なので、極端な話カラーマネージメントとかマッチングとかできてなくたって、出力結果が自分の望む色にでていればいいということなのですね。
普段印刷の色に縛られてキリキリしてるんで、なかなか新鮮でした。

あ、でもセミナー内で「sRGBを使いましょう!」と推奨していたのには違和感が。「世の中のモニタはほとんどすべてsRGBだからsRGBを選んでおけば問題なし」という事だそうですが、確かにモニタはそうだけど、MAXARTの色域ってもっと広いし。せっかく広い出口があるのにわざわざ入り口を狭くすることもないだろうと…。
むしろ私としては、カメラマンの人の方がもっと広い色域を望むのではないかと思っていたので、ちょっと意外。それとも、モニタがもっと広域をカバーできるようになってから改めて広い色域を使いましょうということだったのか?(でもそうなると、それまでとった写真がもったいないような…)

あと、AdobeCSセミナーにAdobeの認定トレーナーの方がきていたんですが…。仕方ないのかもしれないけど、デモの内容がぜーんぶ今までみた事あるやつばっかり…。
福岡はセミナーが少ない分、たまにあるセミナーには全部参加している人が多いので(特に今日のセミナー参加者濃い人が多かったし)同じ内容をやられるとちょっとがっかりかも。
最後の質疑応答コーナーもなんだか気の毒だった。明らかに参加者の方がPhotoshopを使い込んでる人多そうだよ…(一応答えてはいたのだけど「そんな答えなら知ってるよ」的な空気が…)

Photoshopのユーザーは濃い人が多いので、セミナーをやるのは大変だという話を聞いた事があるけど、ほんとだなぁ…。