ちくちく日記

DTP系備忘録。真面目にやってます。

出力の手引き16版、さようならQuark。

世間様がAdobe CC 2014で盛り上がっているなか、こんなネタで更新するのは恐縮ですが。

大日本スクリーンの「出力の手引き」16版がでたようです。(出力の手引き16版


出力の手引きには、新しい版で追加された部分が赤で強調表示された「更新部分強調版」があるので、どこが新しくなったか手っ取り早く知りたい人はこちらを見るのがオススメ。(更新部分強調版


が「更新部分強調版」ではわからない、今回一番のポイントは


ついにQuarkに関する記述が消えた…っ!!!!!


15版まではあったQuarkXPress.7〜9対応のPDF作成手順や留意事項、初期設定といったQuarkXPress関連ページがごっそり削除されてます。


あー…まぁねぇ…。

最新バージョンのv10は深刻な不具合が解決せずいまだサポートされないままだし、Quark7〜9にしても、今、入稿あるって話はほとんど聞かないもんなぁ。


もう、今更Quarkを新規で使おうって人はいないだろうし、あえてページ数をさいて説明する必要もなくなってきたって判断かな。

かつて一世を風靡したQuarkも今では古参DTPerが「昔はQuarkっていうソフトで色々苦労をしてねぇ…」って若い人に自慢苦労話をするためだけのアイテムになりつつあるからな。


しかし、その苦労話をしようにも、今、業界に若い人がほとんど入ってこないんだよねぇ。枯れてるわぁ。

「くろうとのふぉんとつくり」詳細決定

── こんにちわ!「ちくちく日記」です!

「こんにちは、ちくわです。…あああっ!僕まだ生きてる!」

── 不穏な発言はやめてくださいよ。

「いや、もうてっきり一回だけの使い捨てキャラかと!」

── …。なにもきがつかないのか。

「…えっ…?………はっっ!まさか!」

「体が!体が前回と変わっている!」

── だってあんた賞味期限短いんだもん。

「じゃあ前の体は…!」

── スタッフが美味しくいただきました。

「そこは黙っとこうよ!黙って同じ写真使っとけばいいだろ!」

── とりあえず、時間もったいないんで本題にはいっていいかしら。

「うう…しかも相変わらず撮り方も適当だし……。それで今日の本題は何なんですか」

── じゃーん、上級者向けフォント作成勉強会「くろうとのふぉんとつくり」会場と申し込み開始日時その他詳細決定しました!

「なんだ、前回と同じ話題じゃないですか。」

── 前回は「講師が大曲さんです!」っていうサプライズの発表!詳細は未定だったの!

「大曲さんよりもちくわの方が衝撃でしたけど」

── せっかくの大曲さんがちくわの影に隠れて…

「嫌な隠れ方してますよね」

── とにかく!前回は未定だった内容も決定しました!

内容

講師:丸山邦朋ものかの
「はじめてのGlyphs」


講師:岡野邦彦SHOTYPE.COM
和蘭をGlyphsでこう作っている」


講師:大曲都市tosche.net
「Glyphsなんでもこい」


※内容については現時点の仮タイトルです。変更される可能性があります。


「なんかえらくGlyphsづくしなんですね。『くろうと』の方って上級者ばっかりがくるんでしょ?Glyphsだけで満足してもらえるんですか?」

── 失礼なことを言うな!Glyphsはすばらしいソフトなんだよ!大曲さんなんか「Glyphsの話ができるなら」と今回の講師を引き受けてくださったようなものなんだ!それにどうせテーマを絞ってたって会場に集まる濃い面々は勝手にどんどん話を広げて盛り上がるに決まってるんだ!だからあの人たちにとってはテーマなんてなんだっていいんだよ!

「いや『なんだっていい』とかあんたの方が失礼なこと言ってます」

── 正直「くろうとのふぉんとつくり」の方は場所と飲み会さえ提供すれば勝手に盛り上がるだろうと思ってる!手取り足取りお世話する必要があるのは「はじめてのふぉんとつくり」の方だけだ!

「上級者向けなのに『はじめてのGlyphs』ってのがありますけど」

── 上級者といえどもGlyphsは初めてって人も多いからね。そういう人向けのGlyphs入門セッションだよ。「はじめて」の時と同じくハンズオンありなので、PC持ち込み推奨で。PCといっても使用するGlyphsはMac版しかないから、Mac持ち込みってことだけど。もちろん、持ち込まないで聴講だけってのもOK!

「この『Glyphsなんでもこい』ってのは…」

── 大曲さんがGlyphsへの溢れる愛を語る時間だよ!

「Glyphs一極集中じゃないか!」

── まぁ内容はまだまだ調整中だから!
それから、場所や申し込み開始日時も決定したよ!申し込み開始は2014年1月13日21時から!場所は、ワークスコーポレーションさんのセミナールームをもう一度お借りしました!勉強会の頃には<しくみちゃん>こと<DTP&印刷しくみ事典2014年度版>も絶賛発売中だね!


日時 2014年3月15日(土)13:00〜17:00(受付開始12:30〜)
場所

ワークスコーポレーションセミナールーム(東京都千代田区九段南1-5-5 Daiwa九段ビル 6F)

参加費 2,000円
定員 45名
申込開始日時

2014年1月13日21:00 受付開始
「くろうとのふぉんとつくり― Glyphsを使って―」申し込み

懇親会 あり

▲<しくみちゃん>リンクは2013年版のもの



「あれ?結局宿泊研修とやらはやらないんですね」

── うん。事前アンケートとってみたら「日帰りがいい」っていう意見が大半だったから。でも中には「ぜひ宿泊研修を!」って前のめりな感じの回答もあったんだけどね。あっ、<しくみちゃん>2014年度版には今回の講師であるものかのさんも記事をかいているんだよ!

「そういう前のめりな人ばっかり集まるとほんとに文字吐いて死にそうで怖いです」

── まぁ宿泊研修のネタは、いつかチャンスがあったらねー。大体宿泊にしなくたって、今回はそうとう濃い集まりになりそうだしさ。当日<しくみちゃん>を持っていれば、ものかのさんにサインしてもらえるかもね!

「会場の定員45名ですか…あのアンケートはどのぐらい回答があったんですか?」

── 今のところ35名ぐらいかな。アンケートに回答した人がみんな申し込んだとして、残りはあと10席ってとこ。<しくみちゃん>には書いてないけど、大曲さんや岡野さんもサインしてくれたら豪華だよね!

「うーん、席が足りますかね?アンケートに回答してないけど申し込む人も結構いるんじゃないですか?」

── まぁ確実に参加したい人は申し込み開始と同時に申し込むようにしたほうがいいよね。「はじめてのふぉんとつくり」の方は同じように21時申し込み開始で全席埋まったのは翌日の午前中でした。ちなみに<しくみちゃん>はamazonで予約しておけば確実に手に入るよ!

「………あの…」

── なにかな?<しくみちゃん>って可愛い呼び名だよね!

「何なんですか、さっきからしくみちゃんしくみちゃんって。ステマにも程がありますよ!」

── ワークスコーポレーションさんにはこんな酔狂な集まりに2回も会場を提供していただくんだよ!!!わかりやすくステマをいれるぐらいバチはあたらんだろう!!!

「わかりやすすぎるんだよ!ステマならもっとカモフラージュしろよ!全然隠れてねぇ!」

── ちなみに今回の勉強会の元ネタになったマイナビさんの「+DESIGNING 2013年 11月号」も推し推し本だ!ただしこちらはもうすでに品切れで入手困難かもしれないがこちらもよろしく!!

▲ +DESIGNING vol34


「宣伝臭!もはや隠す気ないだろあんた!」

── ということで「くろうとのふぉんとつくり」申し込み受付は2014年1月13日の21時から、下記登録サイトで行います!

「くろうとのふぉんとつくり― Glyphsを使って―」申し込み

「はじめてのふぉんとつくり」に参加される方は申し込めませんのでご注意ください。

くろうとの皆様、奮ってのご参加をお待ちしております!

「くろうとのフォント作り」アンケートのお願い

── こんにちわ!「ちくちく日記」です!

「こんにちわ。ちくわです。…えっ?」

── 今日は皆さんに「ちくちく日記」のマスコットキャラを紹介したいと思います。ちくわです!

「えっ?えっ?な、何ですか?これ!?」

── 最近さ「電書ちゃんねる」の電書ちゃんとか「BiB/i」のビビさんとか、萌えキャラ羨ましいなーと思って。

「いや、萌えキャラって、これ、僕、ちくわですよね!?生物じゃないですよね!?しかも『僕』って、設定男じゃないですか!どこに萌え要素が!?」

── いやー、最初は「ちくわちゃん」ってツンデレ女の子キャラを考えてたんだけど、どんなに考えても「可愛い女の子」が出てこなくてさ…

「ああ、キャラって言っても結局書くのは中の人ですもんね。中の人の『女の子成分』を凝縮した形ですから…。」

── 電書ちゃんもビビさんも、書いているのはおっさんなのにな…

「おっさんですら持っている『女の子成分』なのにどんなに振り絞っても出てこなかったと。それでちくわですか」

── まぁ、とりあえず、結局のところ私がちょっと口にしづらいような問題発言を代わりに言わせて、いざというときに「ちくわが言った事ですから!」と逃げをうつためのキャラが欲しいってだけだから、もうちくわでいいかなって!

「『ちくわが言った事』とか通るわけないだろ!」

── 最終的には食えばいいし

「処分が適当すぎる!だいたいあんた、口にしづらいような事って、今までだって某社のこと『へたくそ!!!』ってののしったり、さんざん好き放題やってきてるだろ!」

── ああ、あれね。あの後、製品担当のI本さんが「へたくそってののしられました…」って言ってるの聞いて「男の人ってどんな時でも『へたくそ』って言われるのはこたえるのね」って思ったなー。

「おっさんのほうが繊細なんだよ…」

── そういうわけで今日はマスコットキャラの試運転です!私からは言いづらい話をしてもらいましょう!

「何を言わせるつもりだよ!」

── いや、今日は試運転だからね。とりあえず、今度やろうとしている勉強会「くろうとのふぉんとつくり」関連の告知をね。

「あ、意外に無難だ。たしか『くろうと』の方はサプライズがどうこうとかで詳細が決まってなかったんじゃなかったっけ?」

── そうそう。講師をお願いしている方のスケジュールが確定できなくて。でも先日関係者で打ち合わせをした時に、皆さんから「もうそろそろ公表して、日程を押さえた方がいいんじゃないの?」「公表してしまった方が、来やすいと思うよ」と意見をいただいたので、見切り発車だけど公表してしまおうと思います!

「関係者と打ち合わせって言うとかっこいいけど、ただの飲み会だったよね。あれ」

── アルコールは会話の潤滑油なんだよ!

「で、サプライズの講師って誰なの?」


── じゃーん!「くろうとのふぉんとつくり」サプライズの講師は、英国Monotype社の欧文書体デザイナー、大曲都市氏です!!!


「えっっ!!!!すげぇ、大曲さん?よく引き受けてもらえたなー」

── まあね。

「しかも、英国在住でしょ?飛行機代とか大変なんじゃないの?」

── ……………………自腹で。

「えっ?」

── 大曲さんには自腹で来日していただきます!

「えええっっ!?呼んどいて自腹っ!?英国→日本の航空代って結構かかるんじゃないの!?」

── いや、もともとは「こちらにいらっしゃる予定に合わせて出演していただけませんか?」って話だから…。

「ああ、あちらの予定にあわせての開催なんだね。それなら大丈夫かな」

── で、日程なんだけどね。

「ああ、日程も未定だったっけ」

── 3月のどこかというとこまでは決めてたんだけどね。でも3月って「もじもじカフェ」とか「タイポグラフィの世界」とか「文字塾」とか他の文字系セミナーが目白押しでさ。できるだけそこにかぶらない日程を考えると、3月15日がいいかなってことで、決定しました!3月15日(土曜日)開催です!

「…ちょっとまて『決定しました!』って、こっちで決めちゃったみたいだけど、大曲さんの予定は?」

── 先日の打ち合わせで「日程まで決めて公表してしまえば大曲さんも来るしかないから発表しちゃおう!」って意見が多くてね。

「それ、飲み会での話だろ!みんな酔っぱらってる!大丈夫なのかよ!?」

── もちろん、遠方から来ていただくということで、急にご都合が悪くなって来日できないとか、不測の事態はあるかもしれないね。でも大丈夫!もし!万が一大曲さんが来れないというときでも、丸山邦朋さん(ものかの)、岡野邦彦さん(SHOTYPE.COM)のお二人には「はじめてのふぉんとつくり」にひきつづき講師として登壇していただく予定です!穴があいても大丈夫!

「豪華講師のお二人を穴埋めのピンチヒッターみたいにいうなよ!失礼だろ!」

── まあ正直「くろうと」の方は会場にくる参加者の皆さん、どの方が登壇してもいいぐらいの人達が集まりそうなので、いざとなったら会場にいる人そのままステージにあがってもらえばいいかと。

「いいわけないだろ!しかし大曲さん、よく引き受けてくれたなー、こんな無茶ぶりを受けてくれるってことは、大曲さんとはそれなりに親しいの?」

── ……………………全然。

「えっ?」

── と、いうか実際にお会いした事ないし、今回の件があるまでWebなどでもいっさい絡んだ事なかった。多分、今でも大曲さんは私の事よくご存知ないまま。

「そんな関係でこんな仕打ちって、おまえ、無礼にも程があるだろ!!」

── ついでに大曲さんには「はじめて」の方にもちょっとだけ顔出してくださいとお願いしてある。

「えっ?『はじめて』の時にも来日してるの?」

── ううん。でもskypeとかでつないでちょっとだけなら大丈夫かなって。

「ああ、skypeね。…あれ?じゃあ、英国からつないでもらうってこと?」

── うん。回線状況とか設備とかの準備が整えばだけど。

「まてよ、あれ?勉強会って昼間でしょ?英国と日本の時差って何時間?」

── 9時間。だから勉強会の頃は朝の3時とか4時とかかな。がんばって起きててもらわないとね!

ひどすぎる!!!!

── 大曲さんだって、私がピッチピチのJK18歳だって知ったら許してくれる…!

「OCFのフロッピーインストール経験がある女子高生なんていねぇよ!無理がありすぎるサバを読むな!」

── まぁまぁ、でも大曲さんは個人的にGlyphsの日本語サポートなども行っておられる人だし、どちらの勉強会でもGlyphsの素晴らしさ、フォント作りの楽しさを存分に広めていただけると思うよ!

「あ、てことは『くろうと』の方もGlyphsでのフォント作りがテーマなんだ」

── 細かい内容についてはまだ調整中なんだけどね、丸山さん、岡野さん、大曲さんと、素晴らしい方が揃っていて、くろうと向けという事でお三方とも手加減する必要がないはずだし、さらに会場に集ったくろうとからもきっと色々つっこみがあるだろうから、素晴らしく楽しいお話が聞けると思うよ!

「『会場からのつっこみ』ってのが怖すぎるな…!」

── 実際、会場にどんな人がどれぐらい集まるかは全然予想できてないんだけどね…。

「え、でも何人くるか、ある程度人数考えてないと場所の確保ができないんじゃないの?」

── そうそう。そこで、現段階で参加希望者がどのぐらいいるのかを調査するため、こんなものを用意してみました!


「くろうとのふぉんとつくり」参加希望者アンケート


「『参加希望者アンケート』?なんですか?これ」

── 要は参加人数がどれぐらいになるか知るために、参加希望の人に「参加したいよー!」ってボタンを押して欲しいってものなんだけどね。その数をみて会場を決めようと思って。

「参加予約って事?」

── いや、予約じゃないよ。あくまで希望者の数を知りたいだけ。これに答えたからといって絶対に参加しなきゃいけないって訳でもないし。でも参加希望者の数がある程度わかってれば、場所を決めやすいから。ほら、いざ募集開始したら予想以上に人が多くて入れない人がでたってことになると申し訳ないからさ。

「ああ『はじめて』の方は予想以上に参加者が多かったから」

── うん。ついでに勉強会の内容についてもご意見いただけたらなーと思っていくつか質問もつけてみた。これの回答は任意だけどね。

「どれどれ…『ハンズオンを希望しますか?』ああ、たしかにパソコン持ち込みって大変だしくろうとの方だとやりたい人いるかどうか分からないよね。『どのぐらいのレベルを希望しますか』こんなのくろうと向けなんだからふりきってやっていいんじゃないの?」

── そこは、参加者の意向を伺おうかと

「おい、ちょっとまて!なんだこの『研修施設での宿泊付き勉強会』って!何の話だ!」

── いやー、こないだの打ち合わせで「宿泊可能の研修施設が安く借りられますよ」って話がでてさー、みんなで「それいい!」「一晩中文字の話!」「いいね!いいね!いいね!」って盛り上がっちゃったんだよねー

「酔っぱらいがテンションあがっちゃっただけだろ!だいたい、ただでさえ濃い人たちが集まりそうなのに、宿泊研修なんかにしたらその中でもふるいにかけて濃い人ばかりが集っちゃうんじゃないの?その人たちと一晩中文字の話なんて大丈夫なのか?」

── 朝起きたら口から文字吐いて死んでるかもね。

「斬新な死に方だな」

── まぁ実際宿泊までしたいって人はそうはいないだろうし、あくまでご意見募集だよ。目的は参加希望者の数調査なんだし。


と、いうわけで「くろうとのふぉんとつくり」以下の日程で開催を予定しています!

日時 2014年3月15日(土)13:00〜17:00(受付開始12:30〜)
場所

調整中

参加費 多分1000円
定員 調整中
申込開始日時

調整中

懇親会 多分あり


参加希望の方はできましたらアンケートへのご協力お願いします!よろしくお願いします!
「くろうとのふぉんとつくり」参加希望者アンケートに回答する

小林章「字の形・字でない部分の形」―タイポグラフィの世界 書体デザインその2

「連続セミナー タイポグラフィの世界 書体デザイン」の2回目、小林章氏による「字の形・字でない部分の形」を受けてきました。(2013/11/09)

上級者向けフォント制作勉強会もやります!


初心者向けフォント制作勉強会「はじめのてふぉんとつくり」は少人数でのんびりとやれればいいかなーと思っていたのですが、ありたいことに予想以上に「行きたい!」と言ってくださる方が多くて。

中にはどう考えても初心者とは思えない、どう考えても玄人、いや、皆さん聞く必要ないですよね?というような方達も「行きたい!」とおっしゃって。(これはある程度予想はしていましたが)

はじめのてふぉんとつくり」は明日11月4日21時から申し込み受付開始ですが、このままだとそういった上級者の皆さんでかなりの席がうまってしまいそうです。

いやしかし、タイトルに「はじめての」とついていて、内容も初心者向けですし、そもそも「『フォント作り難しそう』って思っている人に最初の一歩を教えてください」っていうテーマの勉強会なのに、玄人さんばかりが席を埋めて、本当に受けたいと思っている初心者さんが来れないのは困る!


と、いうわけで、上級者向けフォント制作勉強会「くろうとのふぉんとつくり」も別日程で開催します!


「はじめてのふぉんとつくり」と違って、こちらはある程度の基礎知識のある方を対象にしています。

講師は「はじめてのふぉんとつくり」と同じく、ものかのの丸山邦朋さんとSHOTYPE.COMの岡野邦彦さんを予定。
Glyphsをつかったフォント制作の解説をやるよってところもかわりません。
「はじめてのふぉんとつくり」との違いは、ある程度の基礎知識はあるものという前提でやりますので、初心者向けの基礎的な用語解説などはなく、その分「はじめての〜」より深めの話がしてもらえるというところです。(そして多分講師が遠慮しません)

「ある程度の基礎知識」というのは、フォントの構造などに関する基本用語、たとえば「cmap/GPOS/GSUB」から始まるフォントの構造に関わる単語を聞いて、説明されなくてもそれが何か分かる。簡単に説明できる。というぐらいの知識を想定しています。逆に言うと「はじめてのふぉんとつくり」はこういった基礎知識が全くない人が対象です。


注意として「はじめてのふぉんとつくり」に参加した人は「くろうとのふぉんとつくり」には参加できません。


「両方受けたい!」ってのはなしですよということです。
「はじめてのふぉんとつくり」の参加希望者が多すぎるのを減らしたい(本当の初心者さんにできるだけ受けてもらいたい)というのが「くろうとのふぉんとつくり」をやる理由なので、そこは理解してください。


開催日時について、現在調整中なのですが、3月のどこか(土日祝日)になりそうです。
3月には他にも文字系のセミナー「タイポグラフィの世界(3月22日)」「文字塾(3月29日)」があるのですが、その日程にはかぶらないように設定します。

日時がすぐに確定できないのは、実はちょっとしたサプライズを画策中だからです。

うまくいけば、受講者のみなさんに喜んでいただけると思いますが、このサプライズの根回しのため、日程がきまるのが遅くなってしまいそうです。(ね、年内に日程確定できるといいな…)
先の話ですし、予定が見えないと困る!というかたは「はじめてのふぉんとつくり」の方に申し込んでください。


繰り返しますが「はじめてのふぉんとつくり」に参加した方は「くろうとのふぉんとつくり」には参加できません。
詳しい日程、場所などが決まりましたら、またこのブログやTwitter@akane_neko)などでお知らせします。


自覚のある玄人さんの応募をお待ちしております!


※「はじめてのふぉんとつくり」の方の参加希望者が少なかったら(席が空いたら)「くろうと〜」とのダブル受講も認めて欲しいというような要望も頂きましたが、もともと少人数でやるつもりだったので、人数が少ないのはむしろ好都合(より細かくサポートできるし)仮に席が余っててもダブル受講は受け付けません。不公平になりますし。
※ustその他での中継予定はありません。機材もないし、そこに手をさける人員もいないので(もともと少人数で集まるだけの勉強会なので…)
※「初心者だけど『くろうと〜』の方を受けたい」というのもOKです。用語解説など親切なものはありませんが、参加者、講師のディープな話を楽しめると思います。(ついてこれないぐらいディープである可能性もあります)


※「+DESIGNING vol34」には今回の講師お二人の記事が載っています。
特に丸山さんの記事「世界にひとつだけ!自分のフォントをつくってみよう。」は必読記事ですので、参加される方は必ず目を通しておいていただけるように、お願いします。

▲ +DESIGNING vol34

※また、「はじめてのふぉんとつくり」で会場を提供してくださるワークスコーポレーションさんから、2月に発売される「DTP&印刷スーパーしくみ事典 2014」には、講師である丸山さんが現在進行形で原稿を絶賛執筆中!だそうです。開催日には発売されているはずです!こちらもよろしくおねがいします!

▲リンクは2013年版のもの

初心者向けフォント作成勉強会やります!

突然ですが、初心者向けフォント制作勉強会を開催します!


きっかけは「+DESIGNING vol34」でした。

「文字」がテーマのこの号は豪華絢爛な執筆陣で文字や組版の話をたっぷり!という文字、DTP関係者にとって隅から隅まで舐め回して読みたいようなスバラシイ特集号(さらに豪華付録の組版見本帳付き!)だったのですが、この号で私が特にうれしかったのが「世界にひとつだけ!自分のフォントをつくってみよう。」というものかのさんの記事!

内容はフォント作成アプリケーションであるGlyphs MiniとOTEditの丁寧な解説です。

私も業務で外字フォントなどを作成していたことがありますが、フォント作成についての解説ってなかなか見つからないんですよね。
なんとか探し出した解説があっても、フォントの専門用語が難しくてわからないとか、作ってみたらどうも思ったようにいかないんだけど何が悪いのかわからないとか。
ものかのさんの記事では、具体的なフォント作成の手順が陥りやすいトラブルも含めて解説されていて「ああ!私がフォント作成に困っていたあの時にこの記事があれば…!」と。

そんなスバラシイ記事なんですが、読んでいるうちに「どうせなら直接ものかのさんに解説してもらいたい!できれば実際にマシンを見ながら説明して欲しい!」という大変ワガママな欲望が芽生えました。
そこで、飲み会の席にて、お酒がはいっていい気持ちのものかのさんに「実際に教えて欲しいなー、勉強会とかして欲しいなー、してくださいよー」とお願いしたところ「いいですよ」とOKが!

さらに!

ものかのさんだけでなく、同じようにGlyphsを使ってフォントを制作されているタイプデザイナーの岡野邦彦さんにも登壇いただけることになりました!豪華!ものかのさんと岡野さん、お二人にそれぞれGlyphsを使ったフォント作成の基本から応用までたっぷりとお話していただきます!


と、いうわけで。
初心者向けフォント制作勉強会を開催します!

「完全オリジナルの自分の書体をつくるんだ!」というような高い目標の人だけではなく「いつもインライングラフィックで使っているこのマークがフォントの中に入っていて文字として扱えれば便利なのに…」程度の方にも役に立つ、最初の一歩からの解説をしていただきます。

解説といっても、がっちりと上段に構えたセミナーというようなものではなく、お二人の経験に基づいたフォント制作のお話を聞いてみよう、教えてもらおう!というものです。内容には間違いがあることもありますし、ゆるい空気でまったりと、の勉強会です。

ハンズオン…というほどハンズオンではありませんが、実際にGlyphsの動作を触りながら確認してもらうため、参加者各自パソコン持ち込みを推奨します。初心者でも安心なように、パソコンでの操作でつまずいた場合もアシスタントがサポートします。
もちろん、パソコン持ち込みなしでの聴講のみもOKです。

初心者向けです。玄人さんの参加もお断りはしませんが「初々しい初心者のふり」をお願いします!できるだけ初心者さんに席をゆずってください。
玄人さんむけには別日程で「くろうとのふぉんとつくり」を企画中です。ある程度の基礎知識がある玄人さんは、そちらの方に参加してください。
「はじめてのふぉんとつくり」に参加した方は「くろうとのふぉんとつくり」には参加できません(どっちも受けたい!ってのはダメよってことです)
くろうとのふぉんとつくり」も講師は丸山邦朋さんと岡野邦彦さんです。同じようにGlyphsをつかったフォント制作について解説してもらいます。「はじめてのふぉんとつくり」との違いは初心者向けの基礎用語説明などがないのと、その分若干深めの話もしてもらえるという所です。


パソコンを持参する方へ
講義で使用するGlyphsはMac版のみです。試用版は機能制限なしで30日間使えます。Miniではないフル機能版を主に使いますので、ぜひインストールしておいてください。
購入する場合は App Store ではなく、Glyphsのサイトで直接購入することをお勧めします。その方が不具合を修正したバージョンをすぐに使えます(App Store 版はなかなかアップデートされません)
電源の数が限られています。使用したい方は、電源タップなどもご持参ください。

内容


講師:丸山邦朋ものかの
「はじめてのふぉんとつくり」


講師:岡野邦彦SHOTYPE.COM
和蘭をGlyphsでこう作っている」


※内容については現時点の仮タイトルです。変更される可能性があります。


日時 2014年1月25日(土)13:00〜17:00(受付開始12:30〜)
場所

ワークスコーポレーションセミナールーム(東京都千代田区九段南1-5-5 Daiwa九段ビル 6F)

参加費 1000円
定員 45名
申込開始日時

2013年11月4日21:00 受付開始

懇親会 あり

講師のお二人にささやかなりともお礼がしたいので、ちょっとだけ参加費をいただきます。

申し込み受付は11月4日の21時から、下記登録サイトで行います。

「はじめてのふぉんとつくり― Glyphsを使って―」申し込み

ある程度基礎知識のある方は別日程で企画中の「くろうとのふぉんとつくり」の方にご参加ください。


「フォント作り、やってみたいけど難しそう…」という皆様の参加をお待ちしております!




「+DESIGNING vol34」には今回の講師お二人の記事が載っています。
特に丸山さんの記事「世界にひとつだけ!自分のフォントをつくってみよう。」は必読記事ですので、参加される方は必ず目を通しておいていただけるように、お願いします。

▲ +DESIGNING vol34

また、開催日にはまだ発売されていませんが、今回、会場を提供してくださるワークスコーポレーションさんから、2月に発売される「DTP&印刷スーパーしくみ事典 2014」には、講師である丸山さんが現在進行形で原稿を絶賛執筆中!だそうです。こちらもよろしくおねがいします!

▲リンクは2013年版のもの

OS X 10.9(Mavericks)で「プリンタとスキャナ」がエラーになる対応

OS X 10.9(Mavericks)でトラブったのでメモ。

OS X 10.9(Mavericks)にアップデートしたとき、環境設定「プリンタとスキャナ」に古いプリンターの接続設定が残っていると「“プリンタとスキャナ”環境設定パネルでエラーが起きました」といわれ「プリンタとスキャナ」環境設定が開けなくなる。

▲プリンタとスキャナ設定をしようとするとエラー

エラーを回避するには

アップデートするまえに、あらかじめ古いプリンタ設定などは削除してからアップデートした方がいいです。
でもすでにアップデートしちゃってエラーに捕まった人の為に回復方法も書いときます。

この回避方法はこちらの情報を参考にしました
Appleサポートコミュニティ システム環境設定「プリンタとスキャナ」が開かない 

エラーを修復するには

/etc/cups/printers.conf
/etc/cups/printers.confO

この2つのファイルを削除すればよい。

ただし、この二つは不可視フォルダに入っているので、ターミナルでの作業が必要

そういわれてもわからない人向け 作業手順

実際に私がやった手順をのせます。

ターミナルを起動する

アプリケーション/ユーティリティ/にあるターミナルを起動

不可視フォルダを見えるようにする

ターミナルで不可視フォルダがみえるようになるコマンドを入力します。
(ターミナルの作業ではそのままダイレクトに該当ファイルを削除することもできますが、今回はいったんファイルを可視化して手動で削除しました。なんか見えないとやだったので。できる人はここで該当ファイルをさくっとrmしてください。)


ターミナルに

defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles true

を入力し「return」を押す

killall Finder

を入力し「return」を押す

ファイルを削除する

不可視フォルダが見える状態になっているので/etc/cups/フォルダを探して、該当のファイルを削除する


▲アプリケーションとかと同じ階層にetcフォルダがあります
削除するときに管理者パスワード要求されます

不可視フォルダを見えないように戻しとく

最後に可視にしたフォルダを戻しとくのを忘れないように!


ターミナルに

defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles false

を入力し「return」を押す

killall Finder

を入力し「return」を押す

「プリンタとスキャナ」を開いて確認

プリンタ設定が消えているはずです。

追記

コメントで頂いた情報によると

/etc/cups/printers.confと
/etc/cups/printers.confOに加え、apple support comunitiesで書かれているcom.apple.systempreferences.plistも削除する必要がありました。

とのことです。

com.apple.systempreferences.plistはUserのLibraryフォルダ内Preferencesフォルダにあります。
具体的には、Finderのメニューでオプションキーを押しながら「移動」メニューを選択して表示される「ライブラリ」へ移動してください。
「ライブラリ」フォルダ内に「Preferences」フォルダがあります。


com.apple.systempreferences.plistを削除した後は再起動することをおすすめします。